キャンプ道具が満載したい!実際に使ったトップケースを紹介します。
キャンプをしながらの1週間以上のロングツーリングをする場合はかなりの大荷物になるでしょう。
ミニマムな荷物で旅を楽しむ方も多いですが、我々夫婦はいつも民族大移動のような大荷物です。
荷物を中々減らせない方向けの大容量パッキングを紹介します。
今回はトップケース編です。サイドバッグやシートバッグの記事はこちら。
トップケース OBKN58AとTRK52Nの比較
我が家では2台体制でツーリングに行くため、GIVIのOBKN58AとTRK52Nの両方を購入して運用しています。
容積も近いため、この二つで迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
積載画像なども掲載するので、比較検討のご参考にしてください。
GIVI TREKKER OUTBACK OBKN58Aのインプレッション
サイズ(外寸):縦454x横555x高さ323mm 、総重量:7kg
値段が高くて非常に買うまで悩みましたが、汎用のモノキーベースさえ付けば
どんな車種にも流用できるので、思い切って買いました。
5年で5万キロ以上使っていますが、ビクともしませんし、防水性能も何の問題もありません。
1万円くらいの中華ボックスだと樹脂が経年劣化して白っぽくなって
みすぼらしくなることも多いですが、そんなことにもなりません。
荷物は大量に入ります。フルフェイスヘルメットが2個入りますし、
スーパーのレジカゴなら1.5杯分くらい入るので、2人の1週間分の食べ物くらい余裕で入ります。
ネギや大根も丸ごと入ります。
ボックスの上部にフックをひっかけられる金具があるので、さらに色々と括り付けられます。
就寝時のマットやサンダル、16個入りのトイレットペーパーなど、軽くて嵩張るものを括り付けるのに便利です。
ただ、いかんせんサイズが大きいです。
中型のアドベンチャーレベルの車格が無いと不釣り合いになってしまうのが欠点です。
250ccクラス以下や、ストリートファイター系のホイールベースの短い車種だと、
見た目のバランスが悪くなってしまいます。
(カブのようにタンデムはせずに後部座席が荷台に出来るタイプなら余裕です)
また、サイドにパニアケースを付けたい場合は、組み合わせに注意が必要です。
かなり横幅が広いので、サイドケースの蓋が開けられなくなることがあります。
実際私がそうなって、サイドケースにはキャンプ場で使うものだけしか入れられなくなったことがあります。。。
セロー250へのOBKN58A取り付け例
ちょっとバランスが悪い例です。我が家では主にDR650SEか、C125に取り付けしています。
スーパーカブ C125へのOBKN58A取り付け例
こちらはリアキャリアがセカンドシートの上なので全く問題ないです。近所の買い物や通勤で最強です。
もちろんキャンプツーリングで使う荷物もたっぷり積めます。
GIVI TREKKER TRK52Nのインプレッション
サイズ(外寸):縦460x横600x高さ315mm 、総重量:5.2kg
こちらはセロー250用として購入しました。OBKN58Aと比較して容積は6リットルダウンですが、
ケース本体の重量が7kg vs 5.8kgなので、約18%も軽いです。
外寸のスペックは両者それほど変わらないのですが、OBKN58Aより凹凸が多いため、
実際の見た目はだいぶコンパクトに感じます。
これであれば、セローに対して(私の主観ですが)大きすぎる事も無く活用できています。
ケースの上への積載も可能ですが、コード類を引っ掛けられる場所が小さいので、コード類はある程度選びます。
積載性能に関しては、やはりOBKN58Aの方が立方体というこもあり、6リットルの数値差以上に使いやすさの軍配が上がります。
TRK52Nは、ケースの下の深さに対して蓋の深さの割合が大きいので、
満載にするときはかなり「こんもり」と荷物を積んで、蓋をギュッと閉めるような感覚になります。
ケースの上への積載も、OBKN58Aの方が完全に上部フラットなのと、
金具が前後左右にあるので留めやすいですね。
個人的なお勧めとしては、ケース単体の使い勝手が良いOBKN58Aに軍配が上がりますが、
やはり車体とのバランスやデザインの一致度も譲れない要素かと思います。
長く使うものになるので、ご自身が納得できるものを選びましょう。
セロー250へのTRK52N取り付け例
スーパーカブ C125へのTRK52N取り付け例
モノキーケースの車体への取り付け 汎用ベースプレートE251について
GIVIの公式ページを見ると以下の記載があります。
この方法にて装着できるのは、モノロックシリーズのみとなります。ケースはモノロックシリーズからお選びください。
※モノキーケース用の汎用ベースの設定はございません。
https://givi-jp.com/choice.php
なので、装着できないように見えてしまうのですが、実際には汎用ベースは海外向けとして販売されており、
Amazonなどで簡単に購入することができます。
GIVI E251 汎用ベースプレート モノキーケース用があれば、車種別の専用のリアキャリアの設定が無くても取り付け可能です。
ベースプレートの取り付けさえ出来れば、複数台のバイクに
1つのGiVIモノキーケースを載せ替えながら運用する事も一瞬で出来ます。
上のセローとC125のボックスの入れ替えもあっという間でした。
モノキーベースの取り付け自体は、ベースプレートとリアキャリアを
金具とボルトで共締めするだけなのでとても簡単です。
ベースプレートにはハチの巣のように穴がたくさん開いているので、
ほとんどのリアキャリアに取り付け可能と思われます。
E251 取り付けで画像検索すると分かりやすいです。
ただし、車体側やリアキャリア自身の強度には十分気を付けてください。
人が体重を掛けた時にたわむようなキャリアの場合、リアキャリアごと折れる事もあります。
リアキャリアの後方部に掛かった重量が分散できる構造でない場合は、
軽くて小さいケースにしておいた方が無難です。50cc~125ccの原付クラスではよくある構造なので、気を付けてください。
GIVIのケースではないのですが、リトルカブに延長リアキャリアを付けて、
大きな荷物を積んだ時にリアキャリアを実際に折ってしまった経験があります。
おそらく、組み合わせが自由すぎる問題があってE251は国内販売されていないのかも知れないですね。
運用は自己責任でね、という事なのでしょう。
軽量なモノキーケースはないの?
モノキーケースでも、以下のような軽量なセミハード構造のモデルが2021年にリリースされたようです。
本体重量2.6kgなので、TRK52Nの半分の重さです。
こういったものであれば、華奢なリアキャリアでも大丈夫かも知れませんね。
GIVI (ジビ) モノキーケース セミハードケース ウエイトレス WL901 19004
従来からあるハードケースだと、2021年現在こちらが3.3kgで最軽量ですね。
GIVI (ジビ) バイク用 リアボックス 40L モノキーケース V40NT
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「愛車にはモノキーケースは付けられない…」とお悩みの方のご参考になったかなと思います。
一度付けると辞められないリアボックスですが、一度買うと長いお付き合いになります。
納得いくまで悩んでください!