キャンプ バイク

ツーリングテント 2人用 2名で使いやすいテントの選び方

2021年8月14日

ムササビウィングとNaturehike Pシリーズ 3人用
ぼっちの森キャンプ場にて

はじめに

夫婦で日本全国バイクキャンプツーリングを楽しんでいます。
最近はソロキャンプブームですので、ソロキャンプ向けのテントの紹介記事は多く見かけるのですが
2人で使ってしっくり来る道具の紹介はあまり見かけません。(しかもバイクが前提!)
長年のバイクキャンプ経験から、2人でのテントの選び方の基準や、実際に使ったお勧めのテントを紹介します。
お勧めのタープ紹介記事はこちら!

荷物を小さくしよう!

キャンプを始める時、まずはテントを探しますよね。
最初はアレもコレもついた豪華なテントに目を奪われますが、
豪華なテントには大きな欠点があります。

欠点1:設営・撤収が大変!
欠点2:場所を取る!(キャンプ場でも自宅でも)

大きなテントは、中で過ごすときは快適ですが、設営・撤収に労力が掛かります。
今にも雨が振りそうな時にも時間が掛かりますし、
翌朝の撤収も朝露の拭き取りや畳む作業が大変な手間です。
自宅の限られた収納スペースも圧迫されてしまいます。
マンション住まいなら、使用後のテントを干すことすらも大変です。

必要最小限の大きさのテントを用意することで、設営の手間や時間を減らすことができます。
そうすることで、焚き火、温泉、料理、お酒、ツーリングなど
他の楽しいアクティビティに時間を割り振ることができますよ。

快適な最小限の床面積の目安は一人当たり2㎡(1m×2m)

大人1人のマットの大きさは長さ190cm〜200cm×幅55cm〜65cmです。
じゃあ2名で床面積が2m×1.4mのテントで足りるかと言ったら、
キツキツでストレスが溜まります。
貴重品、着替、ヘルメット、ジャケットなどを置くことを考えると、
もう30cmは欲しいところ。
(バイク用のジャケットって、プロテクターとかで非常に嵩張りますしね)

となると、床面積が2m×2mの3人用テントが、
2人で快適に寝るにはベストな最小限のサイズとなる訳です。
このサイズのテント自体の仕舞寸法はΦ20cm×50cm、重さは3kg前後が目安となります。
これくらいのサイズならバイクへの積載も苦になりません。

今はモノポールテントも人気ですが、
思った以上に真ん中のポールによって有効面積が減るのと、
雨の日にフライシートを開けるとインナーまで
雨が入ってきやすい構造なので、ドーム型テントがオススメです。

ワンタッチタイプもありますが、仕舞寸法が大きかったり、
重かったりとそれなりにデメリットもあります。

豪華な全室より、タープとの組み合わせがお勧め

前室の有無ですが、雨の日にテント内で調理をしないなら、
靴だけが置ける最小限の前室で事足ります。
前室付きのテントに予算を掛けるより、
別途ミニタープを購入し、必要な時だけ張るのがお勧めです。

例えば、以下ようなタイプも良さそうに見えますが、
椅子を使って二人でリラックスして焚き火も…となると、
やはり前室だけでは狭いのでタープが欲しくなると思います。
むしろテント本体が7.3kgもある方が気になってしまいます。

タープの必要性って?

バイクツーリングの場合、キャンプ場には夕方に到着し、
翌朝早くに出発するパターンが多いのでは無いでしょうか?

日差しを避ける必要もありませんし、
人目も気にならないようなサイトで雨風も無さそうなら、
実用的な意味ではタープは必要無いかも知れません。

照明を高いところから吊るすという目的でだけであれば、
以下のような地面に打ち込むタイプのランタンポール一本あれば事足りますし、設営撤収も楽でオススメです。

ただ、一つのキャンプ場にベースを張って、
そこで数日間過ごして周囲をツーリングするようなスタイルの場合、
途中で雨風が強くなることもありますので、タープがあると安心です。
タープはこちらの記事にて紹介します。

2人バイクツーリングでお勧めのテント4選

2m×2mの3人用テントは人気なので、各メーカーで群雄割拠の様相を呈します。
最低限の選定ポイントは骨組みがグラスファイバーで無いことです。

グラスファイバーのポールのテントは安いですが、
アルミポールと比べて重いですし、
強風時や、設営が不器用で不必要な力を入れてしまった時に、アッサリと折れてしまいます。

前室が全くないのも不便なのと、登山が目的ではないので
使い勝手が良いダブルウォールテントをお勧めします。

我々が使っているテントはこちらのp4です。
10種類くらいのテントを使ってきましたが、
結局一番使いやすいので最も出番が多いです。
2.8kg、仕舞寸法Φ18cm×48cmで軽くてコンパクトなので、

バイクでも収納に困りませんし、設営もポール2本目だけなのでかなり簡単です。
結構な強風時も含めて何泊も使っていますが、雨漏り浸水なども無く、不満なく使えています。

以下は実際には使っていませんが、上述の選定基準を満たせそうな商品を何点か紹介します。
TOMOUNTは2021年に設立された日本のメーカーです。
スペック的にはNaturehikeとほぼ同等ですが、価格が安いですね。


こちらも似たようなスペックのテントです。少し重いです。

超定番のコールマン(Coleman) テント ツーリングドーム LX 2~3人用も一見良さそうでが、
重量が5.2kgもあるのが気になるところです。

まとめ

・必要最小限のサイズ・機能に絞ればキャンプの気軽さが上がる!
・快適な最小限の床面積の目安は一人当たり2㎡(1m×2m)
・豪華な前室付きテントより、シンプルなテントとタープとの組み合わせがお勧め

お気に入りのテントを見つけて、楽しいキャンプライフを送りましょう!

-キャンプ, バイク