
はじめに GROMに大量積載してキャンプツーリングは行けるのか?
GROMは小回りが利いてライディングが楽しいバイクですが、
車体が小さい分、沢山のものを積載するにはどうしたらよいか悩みませんか?
実際に東京から四国まで夫婦で10日間の原付二種ツーリングをした時の積載方法を紹介します!
サイドバッグも活用して、フルパニアのバイクと同じくらいの積載量を確保できるようになります!
汎用のパーツが主なので、GROMに限らず原付二種などの小さいバイクへの積載の参考になるかと思います。
リアキャリアの選定
純正キャリアは積載重量が3kgです。
作りは決して悪くない(むしろ良い)のですが、少しでも積載力をアップしたいのであれば、
積載量5kg以上を謳っているいるリアキャリアの方がお勧めです。
中には、こんな15kgも積載できるキャリアが販売されているようです。
私はヤフオクで6000円くらいで販売していた積載重量5kgのものを選びました。
あまり安いものは作りに不安があるので、ある程度信頼できそうなものを選定しましょう。
年式にはご注意を!
年式による適合の違いがあるので、購入時は年式の適合をお間違え無く。
以下の3つの年式があります。
・2013~2016(丸目 JC61)
・ 2016~2020(二眼 JC75)
・ 2021~(角目 JC92)
(特にJC61の2016年は紛らわしいので気を付けてください)
年式の記事はこちらが参考になります。
サイドバッグサポートの取り付け
JC61はアップマフラーなので、サイドバッグをどう装着するかかなり悩みました。
(多分、グロムの専用品はリリースされていないのでは?)
結論としては、JC61はタンデムステップの取り付け部に
構造的にボルト類を共締めしても問題なさそうな部位があったので、
そこにトライアングル状の汎用サドルバッグサポートを逆向きに装着することで、
いい感じのクリアランスでサイドバッグを取り付けられるようになりました。
私が買ったのはこれです。
aiNET ワンプレース マルチバッグサポート ブラック
汎用品なので、似たような製品が色々とリリースされています。






このサドルバッグサポートを装着すれば、片側30リットル級の大きなサイドバッグまで装着可能です。
サイドバッグ
上の写真で使っているのは、ラフアンドロード(ROUGH&ROAD) ロードサイドバッグ G.ブラック 54~72L RR5632です。
かれこれ2006年の購入から2021年現在まで、
年1~2回のロングツーリングだけでの出番ではありますが、もう15年も使えています。
(もちろん、かなりくたびれていますし、品番などマイナーチェンジで変わってしまっているかも知れませんが)
ただ、やはり昔ながらのナイロンサイドバッグは機能的に時代遅れ感が否めません。
雨天時にレインカバーをしても無駄で、完全に浸水、というか水没します。
どう考えてもタイヤ側からの雨水の巻き込みがどうにもならないです。
今使っているイチオシのサドルバッグは、「NELSON RIGG:ネルソンリグ サドルバッグ ADV SE3050 [3501-1217]」です。
値段の変動が大きいので以下のリンク先など見比べてみてください。
今から購入するのであれば、こういったPVCの防水性能の高いバッグの方が良いです。こちらの記事で詳しく紹介しています。
シートバッグ
GROMは積載があまりないように見えますが、タンデムシート部とリアキャリアの両方を使えば、かなり大きな荷物を積むことが可能です。
今回の旅ではこれを使いました。
コールマン(Coleman) アウトドアドライバッグ 110L
元々はシートバッグでも何でもないただのドライバッグです。
濡らさずに大量の荷物を運ぶというただ一つの目的に対して、
¥3,000台でという最安値で応えてくれる一品です。こちらの記事でも紹介しています。
ただ、さすがにこのバッグは長くて不安定になってしまうので、
100均のワイヤーネットを小加工してリアキャリアにタイラップで固定して、積載面を拡張しました。

あくまで補助です!重さが掛かると簡単に曲がりますが、それでもかなり荷物の安定感がアップします。
重いものは底の方に入れてリアシート側に乗るようにします。


荷物満載にしていればほとんど見えません。(冒頭の写真とか)
なんでもかんでもこの大きなバッグに詰め込むことになるので、使い勝手はあまり良くありません笑
底の方の荷物とか、いちいち車体から降ろさないといけません。
今思えば、以下のようなダッフルバッグタイプにすれば荷物へのアクセスもよさそうですね。
私は40Lのバッグを持っていてこちらの記事で紹介しており、かなり大きいバッグなのですが
上の写真のような方法で一つだけ大きなバッグを積むのであれば60Lのバッグも使えそうです。
(40Lバージョンの他に、60Lバージョンも販売しています)
身の回り品
財布、カメラやその他よく使う身の回り品は、
上の写真だとサイドに引っ掛けられているナイロンのヒップバッグにを使っていました。
よく使うものなのでドライバッグに入れると出し入れが面倒なので、外に括り付けていることが多かったです。
雨天時にはずぶ濡れになって悲惨な事になったので、やはり防水性能がしっかりしたカバンがお勧めです。
後日10リットルのドライチューブも購入しました。
仕切りが無いので、中で小分けにするなどの工夫は必要ですが、
値段も手ごろなので、とりあえず身の回り品を手軽に濡らさずに運びたい、という場合にはお勧めです。
貴重品のみなら2リットル、もう少しカメラやマップルも入れたいなら5リットル、
何かと荷物多めの方は10リットルくらいあれば、一通りの身の回り品は入ります。
番外編 普段使いのリアボックスのお勧め

SHAD(シャッド) バイク トップケース・リアボックス SH34
キャンプの時は使いませんが、普段の通勤や買い物、日帰りツーリングの時に使っています。
GROMのリアキャリアは耐荷重3~5kgのものが大半です。
シートフレームがあまり後ろまで伸びていないという構造上、
あまり頑丈なものにすると車体側が負けてしまうのかも知れません。
それらのキャリアでも大丈夫そうという事で、こちらのケースを選定しました。
ジェットヘルメットが問題なく収納できるサイズ感です。
キャンプツーリングには全く向かないサイズ感ですし、
日々の買い物や通勤用のリュックなどもそこまで入らないので使い勝手に不満は残りますが、
車体側のサイズの制約があるので、このレベルのサイズが現実的な上限と考えられます。
ケースそのものの防水性能等は全く問題ありませんし、
日帰りツーリング程度のカッパ+身の回り品なら余裕で収まりますので、普段使いには便利です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事のシートバッグ+サイドバッグでスペック上は180Lの収納となります。
これだけ積めれば大抵のロングツーリングは大丈夫かと思います。
ただ、冒頭の写真の装備だとサイドバッグと身の回り品の防水に難があったので、
紹介した防水性能が優れた装備に入れ替えると完璧です。
ご参考になれば幸いです。